建築材料学研究室(大久保研究室)へようこそ

本研究室は,広島大学大学院工学研究科建築学専攻に所属しており,建築材料施工分野を専門としています。

皆様へのメッセージ

私は建築材料学が専門です。その私がここ10数年,無線センサやICタグなどを中心とした無線情報技術の開発に取り組んでいます。 当然,電子情報技術の専門家の手助けが必要であり,数多くの他分野の技術者と共同で様々な取組みを行ってきました。特に, 建築生産がスクラップアンドビルドからストックアンドリノベーションに脱却をはかる昨今,工学系の他分野の技術を取り入れて 建築物の維持管理のための新技術開発を積極的に行うべきと強く思ってきました。そして東日本大震災により我々を取り巻く状況は一変しました。 我々の中には,一人の人間としても,建築技術者としても,復興のために何かを行わなければならないという意志が満ち溢れています。 合理的な復興を達成し,人にとって安全で長寿命の空間を確保するために,今こそ我が国の工学分野の技術を結集すべき時と思います。 「分野の垣根を越えて,積極的に他分野の技術者と連携を深め,新しい技術開発を始めるのは今しかない」と確信しているこの頃です。
(大久保孝昭)